橋梁
PC構造物終局強度試験
- モニタリングの目的
- スチールファイバー繊維により補強されたPC梁の載荷試験において以下の目的のためOSMOSセンサによるひずみ計測を実施した。
(1) 実験梁の終局強度計測(弾性範囲から非弾性領域までの連続計測)
(2) ひび割れ密度の定量的モニタリング方法の検証
(3) 劣化診断における評価指標の検証 - モニタリングシステム
- 試験体下面に、ストランドセンサ(2mSI)を設置し、ひずみを計測した。
OSMOSセンサー以外には、変位計、鉄筋にひずみゲージ、コンクリート表面歪み、クラックゲージによる計測が行われた。
- 結果・管理者のメリット
- 計測結果から、歪みゲージはコンクリート表面にクラックが発生し非弾性領域に入ると計測不能になるのに対して、OSMOSは終局強度状態まで、精度良く計測できることが確認された。
OSMOSセンサの計測値と梁のたわみの関係が、非弾性領域でも良い近似をすることが分かった。
実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2022年8月10日)