海外事例
パリ:スタッド・ド・フランス(大型スタジアム)
- モニタリングの目的
- 1995年の建設当初より、スタジアムの最も構造部材としての革新的な吊り屋根について、強風の影響による機械的特性を把握するため、またメンテナンスをするツールとして、構造モニタリングが開始された。以来20年以上に渡ってモニタリングが継続されている。
- モニタリングシステム
- - モニタリングステーション 1台
- 光学センサ 47本 (41本は、屋根の全ての柱をモニタリングし6本はタイビームに設置されている)
- 風速計 4台
- 気温計 6台
- 結果・管理者のメリット
- OSMOSシステムは、スタッド・ド・フランスの開業当時から構造モニタリングを継続してきており、付加価値を生み出すことに貢献している。長期のデータを蓄積することで、構造物の力学的挙動に関する多くの情報を得ることができ、統計分析を通じた構造物の状態を時系列で予測することが可能になる。管理者は、メンテナンスを最適化し将来の作業を予測し、スタジアムを維持するために必要な財源を計画することができる。
スタジアムを運営する共同事業運営組合は、2023年のラグビーワールドカップ・フランス大会や2024年のオリンピック・パラリンピックなど、スタジアムで開催が予定されている大きなスポーツイベントを考慮し、OSMOSによるモニタリングの利用を継続することを決定している(2022年12月時点)
実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2022年8月10日)