トンネル
老朽化トンネルの補強工事管理モニタリング
概要
- 施工場所
- 神奈川県
- 構造物
- トンネル覆工コンクリート
1911年に鉄道トンネルとして建設され、昭和4年に市電が廃止に伴い道路トンネルに転用された。その後昭和50年メッセル工法で拡幅工事が行われ現在の鉄筋コンクリート覆工隧道となる。 - 実施時期
- 2000年~2004年
- モニタリングの目的
- 平成11年度変状調査で、覆工コンクリート表面にひび割れ、コンクリートの浮き上がり、剥離及び一部天端沈下の存在が報告された。
損傷した覆工コンクリートの薬液注入による補修工事が行われることとなった、補強工事による影響を確認する目的でモニタリングが実施された - モニタリングシステム
- 1.光学ストランドセンサ (センサ長)2mx8本
2.温度センサー 3台
3.オプトボックス(旧世代データロガー)2台 携帯電話回線による遠隔モニタリング - 結果・管理者のメリット
- ・事前~薬液注入時~事後にかけて、平成12年8月から平成16年まで連続して計測を継続した。
・工事期間中は、現場でのモニター画面による監視を行い、閾値による安全管理を行った。
・工事後にひずみ変動が落ち着いたこと確認後は遠隔モニタリングに切り替え、計測を継続した。
・ひずみ挙動の連続監視により、覆工コンクリートに大きな変状が生じていないことを定量的に確認できた。
実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2022年8月10日)