トンネル
トンネルの変状監視
- モニタリングの目的
- このトンネルは昭和34年に建設された、幅員8m、高さ7m、長さ370mの2車線の道路トンネルである。建設当時には落盤事故が起こった、地山が不安定な地層を貫通するトンネルであった。建設後も、覆工コンクリートでのクラックの発生や、漏水が起こっている変状トンネルである。
最近の調査では、クラック密度の上昇や漏水の増加が観察されている。
トンネル表面には漏水保護の観点から、漏水保護板が全面に施工されている。従って通常は、コンクリート表面を直接観察することができない。このため、クラックの進展、断面変形の進展を監視することを目的として、OSMOSを設置した。
現在は道路の付け替えにより、トンネルは撤去されている。 - モニタリングシステム
- 使用センサー
OSMOSセンサ:STセンサ
2m:2本1m :1本
オプトボックス:1台
温度計:測温抵抗体 1個
電話回線による連続計測を実施。 - 結果・管理者のメリット
- 電話回線による連続計測により安全性が確認できた。
実績一覧をPDFでダウンロードできます。
随時更新しています。(最終更新日:2022年8月10日)